音楽は“想像していい”学びです
- 東 由香梨
- 2月4日
- 読了時間: 2分

「この音、どんな感じがする?」
私たちの教室では、レッスン中によくこんな問いかけをします。
音楽というと、「正しい音」「正しいリズム」を覚える学びだと思われがちです。けれど本来、音楽はとても自由なもの。同じ楽譜を見ても、そこから思い浮かべる景色や気持ちは、人それぞれ違っていいのです。
子どもたちは、音を出す前からすでにたくさんのことを想像しています。
「これは強そうな音かな」「ちょっとドキドキする感じ」「走っているみたい」
それらはすべて、正解・不正解で判断するものではありません。その子の中から自然に生まれた、大切なイメージです。
私たちが大切にしているのは、その想像を“止めないこと”。
「こう弾きなさい」と教える前に、「どう感じた?」と聞く。
そうすることで、子どもは「自分の感じ方を出していいんだ」と安心します。
想像していい、考えていい、感じていい。
この自由さを感じた時、子どもは音楽を“与えられるもの”ではなく、“自分で作るもの”として受け取れるようになります。
もちろん、技術も大切です。
けれど、想像がないまま身につけた技術は、どこか借り物のような音になってしまいます。
先にイメージがあり、そこに技術が追いついてくる。
その順番こそが、表現としての音楽を育てていきます。
音楽のレッスンは、想像力のレッスンでもあります。
自分の感じたことを信じ、それを音にしてみる。
その経験は、やがて「自分の考えを持つ力」や「表現する力」へとつながっていきます。
今日のレッスンで、子どもたちはどんな音を想像していたでしょうか。
ぜひ「上手に弾けたか」ではなく、「どんな気持ちで音を出していたか」を思い出してみてください。
そこに、その子らしい成長の芽がきっとあります。
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