

音楽は“想像していい”学びです
「この音、どんな感じがする?」 私たちの教室では、レッスン中によくこんな問いかけをします。 音楽というと、「正しい音」「正しいリズム」を覚える学びだと思われがちです。けれど本来、音楽はとても自由なもの。同じ楽譜を見ても、そこから思い浮かべる景色や気持ちは、人それぞれ違っていいのです。 子どもたちは、音を出す前からすでにたくさんのことを想像しています。 「これは強そうな音かな」「ちょっとドキドキする感じ」「走っているみたい」 それらはすべて、正解・不正解で判断するものではありません。その子の中から自然に生まれた、大切なイメージです。 私たちが大切にしているのは、その想像を“止めないこと”。 「こう弾きなさい」と教える前に、「どう感じた?」と聞く。 そうすることで、子どもは「自分の感じ方を出していいんだ」と安心します。 想像していい、考えていい、感じていい。 この自由さを感じた時、子どもは音楽を“与えられるもの”ではなく、“自分で作るもの”として受け取れるようになります。 もちろん、技術も大切です。 けれど、想像がないまま身につけた技術は、どこか借り
東 由香梨
2月4日
