

「いい親でいたい」の正体
「いい親でいたい」の正体 ― 認知的不協和と子育ての選択 いい親でいたい。 そう思わずに子育てしている人なんて、きっといない。 でも、その「いい親」の理想像に近づくために、毎日たくさんの選択を迫られますよね。 たとえば── YouTubeは見せたくない と思っていたのに、疲れて今日は見せてしまった。 子どもが自分から楽器の練習に向かうようにしたい のに、「今やらないとレッスン間に合わない!」と声をかけてしまう。 理想と現実がぶつかる瞬間、ありますよね。 「完璧な選択をした」と思い込むことで心を守る 私は、選択に迷ったとき、あえて 「完璧な選択をした」と思い込む ようにしています。 心理学ではこれを 「認知的不協和の回避」 といいます。 人は、心の中で矛盾が生まれたとき、それを埋めようとする生き物。 認知的不協和の例 ケース① YouTubeは見せたくない vs 今日は疲れてるから見せて休みたい → 親が疲れている時、子どもに動画を見せるのは「悪」ではない。 必要な休息だったという選択だって、十分 完璧 。 ケース② 子どもの自主性
東 由香梨
11月11日
