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「いい親でいたい」の正体

更新日:9 時間前


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「いい親でいたい」の正体 ― 認知的不協和と子育ての選択


いい親でいたい。
そう思わずに子育てしている人なんて、きっといない。


でも、その「いい親」の理想像に近づくために、毎日たくさんの選択を迫られますよね。


たとえば──


  • YouTubeは見せたくない と思っていたのに、疲れて今日は見せてしまった。

  • 子どもが自分から楽器の練習に向かうようにしたい のに、「今やらないとレッスン間に合わない!」と声をかけてしまう。


理想と現実がぶつかる瞬間、ありますよね。



「完璧な選択をした」と思い込むことで心を守る


私は、選択に迷ったとき、あえて 「完璧な選択をした」と思い込む ようにしています。


心理学ではこれを 「認知的不協和の回避」 といいます。


人は、心の中で矛盾が生まれたとき、それを埋めようとする生き物。



認知的不協和の例


  • ケース①


YouTubeは見せたくない
    vs
今日は疲れてるから見せて休みたい


→ 親が疲れている時、子どもに動画を見せるのは「悪」ではない。

必要な休息だったという選択だって、十分 完璧


  • ケース②


子どもの自主性を育てるために口を出さない
    vs
今言わないと、練習しないままレッスンに行ってしまう


→ どちらも正しい。

状況によって、必要な声かけは変わる。



矛盾したとき、人は自分を正当化する


同じ選択をしたママ友を見つけて安心したり、



「私の子育てはこういう方針だから!」


と、子育て論をつくってみたり。


それは 自分を責めないための健全な防衛 です。



 でも、ここから負のループが始まることもある


「YouTube見せちゃった…」

「ガミガミ言っちゃった…」


と反省が罪悪感に変わると、



「私がガミガミ言うから、自分で練習できない子になった」
「YouTubeを見せたから、言葉遣いが悪くなった」


と、マイナスの因果関係 を探し始めてしまいます。


でもそれ、ただの 推測 です。

そしてまた、最初の不協和が生まれる。


無限ループです。笑



どんな選択にも「完璧な理由」がある


「間違ったかも?」と思ったら、次に違う選択をすればいいだけ。


選び直せること が、最大の強みです。


子育てをしていると、選択がすることがとにかく多い。

不安になって当然。


そんな時は、自分にこう言ってあげてください。



「私は今、完璧な選択をした。」


その瞬間、心がふっと軽くなるはず。


肩の力を抜いて、

子どもと一緒に新しい季節を楽しみましょう。



子育ては、正解がありません。


今日選んだ答えは、

今のあなたにとってのベストな選択 です。


そして、もしその選択を変えたくなったら、いつでも変えられます!







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