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子どものうちに「夢中になれること」を決められるのか?


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子どものうちに「夢中になれること」を決められるのか?


「やると決めたんだから、やりなさい」

「どうせ、すぐやめるんでしょ」


つい、子どもに言ってしまいがちな言葉。

でも実は、その言葉って自分自身に向けているのかもしれない……と、ふと思うことがあります。



■ 私が音楽を続けてこられた理由


私はずっと音楽を続けてきました。

でも、子どもの頃の私は「強い意志」で続けたわけではありません。


やらないと怒られるし、かといって夢中で燃えるタイプでもない。

ただ、音楽は嫌いじゃなかったし、なによりピアノの先生が大好きだった。

(練習はほとんどしてなかったのに…笑)


今振り返ると、続けてこられたのは 私の意志の強さではなく、周りのアシスト でした。


モチベーションが下がった時はコンサートに連れて行ってもらって憧れがよみがえったり、

好きな曲を弾かせてもらえたり、

新しい楽器にワクワクしたり。


「楽しい」と思えるタイミングを周りが与えてくれたから、続けられたんだと思います。


もしあの時、

「やりなさい」「自分でやるって決めたんでしょ」

と責められ続けていたら、続けていなかったかもしれません。



■ 大人になって気づいた「続かないのは悪いことじゃない」


大人になった今も、いろんなことにチャレンジします。

でも、続かないものは続かない。


そんな時、

「根性が足りないからだ」とか

「私は継続が苦手なんだ」とは思わなくなりました。


続けたいなら、

どうやったら楽しく続けられるか?

を考える。


それでもダメなら……やめちゃう。


だって世の中には、たーーーーっくさん、楽しそうなことがあるから。

まずは気軽に「やってみる」だけでいい。


巡り巡って、私は「やっぱり音楽だ」と戻ってくるのかもしれない。

そんな感覚です。



■ 子どもが「やること」を決めるのは簡単じゃない


だから思うんです。


子どものうちに “夢中になれるもの” を決めるなんて、とても難しい。


そもそも子どもは、まだ世界のほんの一部しか知らないのだから。


そう思うと、子どもにかける言葉も自然と変わってきます。


「なんで続かないの?」ではなく、

「どうしたら楽しくなるかな?」

「別のこともやってみる?」

そんな言葉の方が、子どもの未来を広げてくれる気がします。



子どもに強い意志を求めすぎなくていいし、

大人の私たちも“続かない自分”を責めすぎなくていい。


楽しさのタイミングがくれば、また自然と戻ってくる。

それが本当に「続くもの」なんだと思います。



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