「違い」を力に変える
- 東 由香梨
- 2025年11月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年11月23日

「違い」を力に変える 〜画一的な教育から抜け出すために〜
今回のテーマは「違いを力に変える」です。
日本の教育は、長い間「同じようにできること」が良しとされてきました。
同じタイミングで同じ課題をこなし、同じ答えを導き出すこと。
それが「できる子」の証とされる風潮は、今もなお根強く残っているように感じます。
しかし、その結果どうなっているでしょうか。
「みんなと同じでなければ不安」「少し違うと浮いてしまう」そんな空気の中で、子どもたちは自分の“違い”を隠すようになっているのではないかと思います。
けれど、音楽の世界では違いこそが“個性”であり、“表現の原点”です。
少し独特なテンポの取り方も、柔らかい音色も、他の誰にも真似できない感性の証です。
それを「みんなと違うから直そう」と言ってしまったら、その子の一番の魅力を消してしまうことになります。
講師として感じるのは、
「違いを認める教育」こそが、子どもの可能性を最大限に引き出す鍵だということです。
そのために私たち教育者がすべきことは、「型にはめないこと」。
決められた枠からはみ出す勇気を持つことだと思います。
とはいえ、親の立場からすれば、我が子の“違い”を見つけたとき、どうしても不安になるものです。
「この子だけ大丈夫だろうか」「もっと平均的にできるようにしたほうが…」と考えてしまう。
それは、子どもを守りたいという愛情の裏返しでもあります。
だからこそ、家庭と教育現場が手を取り合うことが重要です。
講師は、親とは異なる角度から子どもの「違い」を見つめ、その価値を発見する存在。
保護者と講師が対話を重ねることで、
「課題だと思っていた部分が、音楽の中ではこんな強みになるんですね」
という気づきが生まれる瞬間があります。
今、求められているのは「みんなと同じ教育」ではなく、
**「一人ひとりが自分の違いを力に変える教育」**です。
子どもたちが“違い”を恐れず、それを誇りに思えるような環境づくり。
音楽教育を通して、そんな社会への一歩を踏み出していけたらと願っています。
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