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子どもに任せる育て方

更新日:3 日前


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子どもに任せる育て方 〜“自分で決める”経験が育てる力〜


今回は「子どもに任せる育て方」について考えてみたいと思います。



子どもの中には、次のような2つの考え方を持つタイプがいます。



A. 自分の運命は自分が決めていると思う子

B. 自分の運命は外的な要因で決まっていると思う子



この2つの違いは、子どもの行動やモチベーション、そして幸福度にも大きく関わります。

Bのタイプの子は、どうしても受け身になりやすく、「どうせやっても無駄」「できないと怒られるから仕方なくやる」と感じてしまうことが多いです。

そのため、いくら親や先生がサポートしても、なかなか成果につながらないこともあります。



一方でAのタイプの子は、「自分の行動で周りの世界を変えられる」と感じた時に、驚くほどの集中力と成長を見せます。

実際、「宿題をする・しない」を自分で決めた子どもの方が、

幸福度が高く、ストレスが少なく、人生で成功しやすいという研究結果もあるそうです。



親や先生が「任せること」を難しく感じる理由


とはいえ、子どもに任せるのは勇気のいることです。

親や指導者の中には、こんな意識を持っている方も多いでしょう。


  • 成功するには、学校の成績が大事

  • 厳しく教えるほど立派に育つ

  • 子どもが間違わないように、しっかり見守らなければいけない


どれも愛情からくる想いですが、この考えにとらわれすぎると、

子どもが「自分で選択した」という経験を積みにくくなってしまいます。

でも本来、子どもをコントロールすることはできませんし、

それを目標にする必要もありません。



 “自分で決める”を経験できる場所に


私たち大人の役割は、子どもが自分で考え、行動できるようになるためのサポートをすること。

音楽教室は、その練習場としてとても良い環境です。



たとえば、

「どの曲を練習するか」

「どう練習するか」

「今日はやるか、やらないか」



そうした小さな選択を自分で決めさせてみる。

そして、その結果がどんなものであっても、子ども自身が納得していれば、

それが大切な学びになります。



音楽は、やった分だけ“音”に現れます。

だからこそ、成功も失敗も、すべてが子どもの手応えになります。

「任せる」というのは、子どもが“自分の音”を見つける過程を信じることなのかもしれません。



おわりに


子どもが音楽を“自分の意思で”楽しんでいるかどうか、

その表情や音に耳を傾けてみてください。



自分で決め、自分で感じ、自分で動く。

その積み重ねこそが、将来の成功につながる本当の「自立」なのだと思います。



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