

「ゴールは同じ」 ─ 子どもたちが進む道は一つじゃない
「ゴールは同じ」 ─ 子どもたちが進む道は一つじゃない 日々レッスンをしていると、「この時期までにこれをやっておかないと…」「この順序で覚えないと後で困る…」と、つい大人が決めた道に沿わせたくなることがあります。 でも、これまで多くの子どもたちを指導してきて強く感じるのは、 どんな道を辿っても 行きたいゴールが同じなら、ちゃんとゴールできる ということです。 子ども一人ひとり、学び方が違う ・ 1から順にコツコツ積み上げる子 ・ 興味があるところを飛び飛びで学び、あとから穴を埋める子 ・ まずは難しいことに挑戦し、後で基礎に戻って整えていく子 みんなバラバラのルートを歩いているように見えても、 向かっている方向は同じ。 怖いのは、 大人の決めた一本道しか与えず、 行きたい場所に辿り着けなくしてしまうこと。 ゴールを決めるのは子ども自身 「これをするにはこうじゃないとおかしい」 「基礎ができていないと変だから」 そんな言葉で子どもが選べるはずの未来を、 知らないうちに狭めてしまっていないでしょうか? どんな音楽を求めるのかは、本来自由なもの。 子ど
東 由香梨
2025年10月29日


「ちょっと知ってる」が子どもの好奇心を動かす
─ 音楽を学ぶ原動力を育てるために ─ 先日読んだ本に、「好奇心を突き動かしつづけるのは知識であり、知識を得るには労力が必要」という言葉がありました。 大人になると、確かにその通りだなと感じますよね。 では、そもそも子どもの好奇心はどのようにして刺激されるのでしょうか? 調べてみたところ、好奇心が最も引き出されるのは “少し知っていること”に出会ったとき だと言われています。 好奇心が湧くのは「知りすぎ」と「知らなすぎ」の間 ・まったく知らないこと → 興味が向きづらい (“何を知らないか”さえ分からない状態) ・全部知っていると思うこと → もう知りたいと思えない その中間、 「これ知ってる!…けど、もっと知りたい!」 となる瞬間に、好奇心は一気に動き出します。 子どもたちは、その好奇心に突き動かされた瞬間に 思っている以上の力を発揮します。 好奇心が音楽の学びを強くする 音楽のレッスンでは、繰り返し練習して技術を身につけることが大切です。 しかしそれと同じくらい、 「もっと知りたい」「やってみたい」 と感じる場面をつくることが、継続の原動力に
東 由香梨
2025年10月29日


ADHDを持つ子どものモチベーション誘導と「ご褒美」の関係
ADHDを持つ子どものモチベーション誘導と「ご褒美」の関係 私たちは「ご褒美を得たとき」だけでなく、「ご褒美を期待しているとき」にも快感を感じます。特に後者は、行動への意欲やモチベーション維持に大きく関わっています。 しかしADHDの特性をもつ子どもの場合 ご褒美をもらった瞬間:快感が強く得られる ご褒美を期待している時:快感が得られにくい という傾向があります。 そのため「先のために頑張ること」よりも、「すぐ結果が出ること」を好みやすいのです。受験勉強や貯金、長期的な習い事などは難しく感じやすく、逆に成果がすぐに見える活動では力を発揮しやすいと言えます。 これは決して悪いことではなく、お子さんのタイプのひとつです。 そこで大切なのが、 大きな目標を、小さく達成しやすい目標に分けること。 「ここまでしかできない」ではなく 「ここまでできたね!」と積み重ねていく声かけが、成功体験を増やし、やる気につながります。 達成できたことを一つひとつ一緒に喜びながら、前に進んでいけるといいですね。 ■指導法セミナー動画はこちら
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東 由香梨
2025年10月29日


楽譜を読めるようになる必要があるか?
「楽譜を読めるようになる必要があるか?」 この答えは、目的によって変わります。 以下、目的別で解説しますね。 【クラシック音楽を演奏したい場合】 楽譜は読めたほうが絶対に良いです。楽譜は「音楽の設計図」です。 特にクラシックは楽譜が細かく指示されていて、読めないと再現できない部分が多いです。 【ポップスを演奏したり、趣味で楽しむ場合】 この場合においては、絶対ではありません。 読めると便利という程度。耳で聴いてコピーする「耳コピ」で楽しむ人も多く、楽譜が読めなくてもある程度できます。 楽譜ではなくて、コード譜(C、G7、Amなど)や簡単なメロディ譜を読めるだけで世界が広がります。 ただ、譜面があれば、自分の好きな曲を自由に弾いたり、アレンジしたりする事も可能になります。 子どもがやりたい曲がクラシックなのか?ポップスなのか?によって楽譜の読み方も変わります。 「読めないとダメ」なのではなく、「読めなくてもできる事はたくさんあるけれど、読めると便利」 と捉えてください。 何年経っても「まだ楽譜が読めない」とヤキモキされる保護者もいらっしゃいますが、
東 由香梨
2025年10月29日


子どもがピアノ練習を嫌がるのは自然なこと。親ができるサポートとは?
「今日もピアノを練習しない!」「やりなさいって言ってるでしょ!」 気がつけば親子バトルになってしまった…そんな経験はありませんか? 実は、ピアノの練習を嫌がるのは特別なことではなく、どのお子さんにもよくあることなんです。 なぜ子どもは練習を嫌がるの? 子どもが練習を嫌がる背景には、いくつかの理由があります。 成果がすぐに見えないから 同じことを繰り返すのが退屈に感じるから 「できない部分」を何度もやるのがストレスだから 集中できる時間が短いから 大人でも「なかなか結果が出ないダイエット」や「地味な作業」はつい避けたくなりますよね。子どもにとっての練習もそれと同じ。 怠けているわけではなく、成長段階として自然な反応なのです。 では、どうすれば練習を少しでも前向きにできるのでしょうか? ①短時間で区切る 一度に長くやらせるより、5〜10分を数回。 「もう少し弾きたい」と思うくらいで切り上げると効果的です。 ②遊び感覚を取り入れる 「3回間違えずに弾けたらクリア!」「今日はドの音探しゲーム」 遊びの要素を入れると、やらされている感が減ります。 ③成果を
東 由香梨
2025年10月29日
