「ちょっと知ってる」が子どもの好奇心を動かす
- 東 由香梨
- 10月29日
- 読了時間: 2分
更新日:3 日前

─ 音楽を学ぶ原動力を育てるために ─
先日読んだ本に、「好奇心を突き動かしつづけるのは知識であり、知識を得るには労力が必要」という言葉がありました。
大人になると、確かにその通りだなと感じますよね。
では、そもそも子どもの好奇心はどのようにして刺激されるのでしょうか?
調べてみたところ、好奇心が最も引き出されるのは
“少し知っていること”に出会ったときだと言われています。
好奇心が湧くのは「知りすぎ」と「知らなすぎ」の間
・まったく知らないこと
→ 興味が向きづらい
(“何を知らないか”さえ分からない状態)
・全部知っていると思うこと
→ もう知りたいと思えない
その中間、
「これ知ってる!…けど、もっと知りたい!」
となる瞬間に、好奇心は一気に動き出します。
子どもたちは、その好奇心に突き動かされた瞬間に
思っている以上の力を発揮します。
好奇心が音楽の学びを強くする
音楽のレッスンでは、繰り返し練習して技術を身につけることが大切です。
しかしそれと同じくらい、
「もっと知りたい」「やってみたい」
と感じる場面をつくることが、継続の原動力になります。
例えば…
「どうしてジャズはこんな風に聞こえるんだろう?」
「なんでこの国では、この音楽が生まれたの?」
「音から感じた色を、どう表現できるだろう?」
そんな疑問が湧いた瞬間、
音楽はただの課題ではなく、
自分だけの冒険に変わります。
ひらめきワークに込めている思い
「音楽ってなんだか面白い!」
と心が動き出すきっかけを、レッスンの中に散りばめたい。
その想いで、私はひらめきワークを作り続けています。
小さな“知ってる”を積み上げながら、
もっと知りたくなる気持ちを育てる。
それが未来の大きな学びへつながります。
好奇心は、子どもにとって最高のエンジン。
音楽の世界で、そのエンジンをかける瞬間を
大切にしていきたいですね🎵✨
■指導法セミナー動画はこちら
■Instagramでレッスンの様子を配信しています!




コメント