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音楽を続ける力はどうつける?

更新日:3 日前


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小さな「できた!」が、音楽を続ける力になる


ある日、レッスンで小さな女の子が涙をこぼしました。

思うように弾けず、何度やっても同じところで止まってしまったのです。


けれど先生が「ここまで弾けたね。今日はこの一小節だけを練習しよう」と声をかけると、少しずつ表情が和らぎ、最後には「できた!」と笑顔になりました。


この「できた」の瞬間こそ、子どもにとって大きな宝物です。

小さな一歩の積み重ねが、やがて“続ける力”へと変わっていきます。


音楽を長く続けられる子どもたちに共通しているのは、特別な才能ではありません。

日々の中で、こうした“小さな成功体験”を積み重ねていることです。

そしてその背景には、いつも寄り添ってくれる大人の存在があります。


練習したくない日があっても、「じゃあ一緒に5分だけやろう」と声をかけてくれる人がいることで、子どもは「やってみよう」という気持ちを取り戻せるのです。


ただ楽しいだけでは物足りず、ただ厳しいだけでは苦しくなってしまう。

遊び心のある活動と、努力が実を結んだときの喜び。

その両方を味わえるバランスがあるからこそ、子どもは音楽を「続けたいもの」と感じます。


そしてもうひとつ大切なのが、仲間や舞台の存在です。

発表会で人に聴いてもらう喜びや、アンサンブルで音を合わせる楽しさ。

そうした経験は、自分ひとりでは得られない特別な達成感を与えてくれます。


こうして積み重なった一つひとつの体験が、子どもを自然と音楽へと引き戻し、

「やめない力」へと変わっていくのです。




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